正本堂は御遺命の戒壇ではない

旧ブログ記事

平成21年(2009年)1月6日

昨日は日顯上人が正本堂建設当時のことを振り返って述べられているお言葉を紹介致しました。

学会を破門されてからこのような発言は何度も何度も繰り返されました。

現役顕正会員にとっては信じられないかも知れませんが、これは真実です。

平成3年時点で「正本堂は御遺命の戒壇ではない」とハッキリと明言されたのです。それと共に日達上人の御本意を再度確認されたのちに、正本堂建設当時の宗内を覆っていた空気を完全否定されました。

これは妙信講(顕正会)問題を検証するにあたって非常に重要なお言葉です。ゆえに重要な後半部分を再度掲載いたします。なお、これらの一連の正本堂に関する日顯上人の御指南は私のHPにまとめてありますので、お時間のあるときにでもじっくりと読んでみて下さい。

 

※注意  当時のブログにはここで私の作成したサイトをリンクしておりましたが既にそのサイトは閉鎖致しましたので、当ブログの正本堂に関する御指南のカテゴリーページをリンクさせて頂きます。今後順次アップしていきますので、顕正会破折資料としてご利用いただければ幸いに存じます。なお当時の記事では「御隠尊猊下」と表記しておりましたが、昨年御遷化遊ばされたゆえ「日顯上人」と改めました。

 

法華講連合会第二回青年部大会の砌(抜粋)

 
 そしてこの本門戒壇の大御本尊様の意義は、すなわちまた、妙法によって邪法邪義を打ち破り、邪法邪義の害毒をことごとく浄化して、


  「妙法独り繁昌せん時、万民一同に南無妙法蓮華経と唱え奉らば吹く風枝をならさず雨壌を砕かず」(全集五〇二ページ)


という、この御指南の如き心を持ったところの一切衆生によって建設される仏国土であります。そこに本門戒壇の深い意義が存するのであります。
 


 ですから、まだ謗法の人々が非常に多く、世の中が邪宗邪義によって穢されており、多くの人々がその害毒によって不幸な姿を露呈しておる中において、たとえ本門戒壇の意義を持つところの建物が建てられたといたしましても、それが即、大聖人様の御遺命の完結では絶対にありえないのであります。
 


 そこに我々日蓮正宗の僧俗は、大聖人様の御指南を深く体し、どこまでも大聖人様の御指南のままに素直に、正直に我々の信心の目標を定めることこそ大切であると思います。
 


 もし既に大聖人様の御指南の目標が達成されてしまっており、終わってしまっておるとするならば、もはや御本仏の御指南による目標は我々の折伏の目的として全く存在しないことになります。果たしてこれでよろしいのでしょうか。そういう誤った考えは大聖人様の仏法における御遺命破壊であるということを、法華講の皆様方は深く、また正しく認識していただきたいのでございます。
 


 我々の目標はあくまで御本仏大聖人様の御指南を正しく素直に拝し、その上から一切衆生の真の即身成仏の道をどこまで開き、実践していくところにあります。それが、我見によって仏法を私する考え方からするならば色々な解釈ができます。
 


 正本堂という建物が出来たことにより、それはもう大聖人様の御遺命がそのままの形で出来上がっておるというような考え方が過去にありました。けれども、今申し上げたような意味において、これはまさしく誤りであるということを、私は今日、その時がまさしく来たことを感じつつ申し上げておるのであります。私は登座以来十年間、この問題に関しては、極めて重大事であり、時が来たらざるが故にこれを申し上げませんでしたが、やはりこのことを、自らの深い懺悔とともに、申しておくものであります。
 


 仏法には悪口・両舌・妄語・綺語という言葉がありまして、これは十悪の内、口の四つの罪になっております。その内の両舌、すなわち二枚舌というのは、ある時にはこう言い、次の時にはこう言う、要するに自分の利益のために適当にその趣旨を変えるのが二枚舌であります。これはたいへん誤ったことであります。
 
 

 しかし過去において、やはり仏法の展開の中における形で、どうしても誤っていたということがあるならば、その過去の誤りを誤りとしてはっきりと改めるということは、けっして二枚舌ではありません。これは仏法上の正しい懺悔反省に当たるのであります。
 
 
 
 釈尊の教えの中にも方便と真実という意味があります。釈尊が方便教の中で色々に説かれましたけれども、最後に、


  「諸の衆生の性欲不同なることを知れり。性欲不同なれば種種に法を説きき。種種に法を説くこと方便力を以ってす。四十余年には未だ真実を顕さず」(開結八八ページ)
 

と説かれ、今まで説いてきたところはことごとく真実の教えではないということをもって、四十余年の教えを括られたのであります。
 


 私もまた、登座以来、この御遺命の戒壇については、大事であるため一言も申さなかったけれども、今時、皆様方も『大白法』の号外で御覧になりましたように、このことを申し述べる時が来たことを決意し、あの中において深い反省をもって、過去における言葉は誤りであったことを示し、日達上人もまた、その尊い御指南の中において御本意をはっきりとお示しになっておることを、その教示書の中に挙げております。
 


 そして最後に、尊いことでありますが、御本尊の裏書きにおいて、


  「此の御本尊は正本堂が正しく三大秘法抄に御遺命の事の戒壇に準じて建立されたことを証明する本尊也     昭和四十九年九月二十日
                総本山六十六世 日達 在判」


ということをはっきり示されております。ここに示される「準じて」ということは「なぞらえる」という意味であり、その詳細は教示の書に書いたとおりであります。したがって、我々は、あくまで大聖人様の御遺命の達成は未来にあることを思い、その根本の出発がこの総本山開創七百一年であることを知らなければなりません。
 


 その時において法華講の皆様が、特に青年部の方々が結集されましたが、本年こそ大聖人の御遺命の達成に向かっての、いわゆる広宣流布に向かっての出発の年であるということをここに申し上げまして、今後における皆様方のますますの御精進と御健康を祈り、ひとこと挨拶に代える次第であります。


(大日蓮 平成3年5月号 61~70ページ)
 
 

コメント

見させてもらいます。   イチミン さん
ボクは、トチローさんの事は人から聞くだけで、よく知らない!

以前にブログがあった事も知らない。

見させてもらいますね!

信心微弱ですけど、よろしくお願いします。 (2009年01月07日 06時55分24秒)
 
 
Re:見させてもらいます。(01/06)   トチロ~ さん
イチミンさんへ

お早うございます。

先日はご挨拶出来なくて残念でした…。ただ、関西のイントネーションでお話しされる方をこちらでは確認しておりますので、おそらくあれはイチミンさんだと思います。(^^)

私が紹介する御指南その他はご希望があれば、原本のコピー等をお送りしますのでお気軽に申しつけて下さい。


(2009年01月07日 07時18分25秒)
 
 
ご無沙汰してます   ヘイロー さん
お久しぶりですm(__)m
遅まきながら、あけましておめでとうございます。
トチロ~さんの、ブログ復活を心待ちしおりましたよ(笑)
私みたいなモンでも、顕正が、ただの新興宗教と知ったのは、去年トチロ~さんのブログに巡り逢えたことですからね(笑)
今後の御活躍を期待しております(^_^;)
(2009年01月08日 16時05分38秒)
 
 
Re:ご無沙汰してます(01/06)   トチロ~ さん
ヘイローさんへ

ご無沙汰致しております。

ヘイローさんとお会いしてから一年近く経つんですよね…。色々と世間も厳しい状況ですから心配しておりました。

ブログの方は余程のことが無い限り今度こそは続けていきたいと思っております。

またお会いしたいですね。


(2009年01月08日 17時50分42秒)
 
 
こされた~   山門入り口 さん
こっそり資料集HPを作っていたんですね。^^
顕正会関係の資料が沢山ありすぎて、纏めなければと思っていたのですが、先を越されてしまいました。^^

顕正会員には、法義云々と言っても難しいことは判らないと、拒絶されてしまうので、浅井会長の自語相違発言を示して、自分の目で確認できる資料を出すのが一番ですね。

(2009年01月08日 19時01分39秒)
 
 
Re:こされた~(01/06)   トチロ~ さん
山門入り口さんへ

実はこの楽天のフリーページって携帯からは読めないんですよね…。

結局、携帯からアクセスして下さっている顕正会員の方にまとまった資料を読んで頂こうとすると、何かしら方法を考えないと…。日記上だと埋もれていってしまいますし…。

ってことで、あのサイトに数年前にまとめ始めたんですが、途中でめんどくさくなって放置してあるような状態です…。

ただ、御隠尊猊下の御指南だけは殆ど網羅してあると思いますので、コピペしたいときはちょくちょくあそこから引っ張っているような状態です。

もっともっと浅井会長の自語相違をシビアに検証して資料館を作ってみたいですね。ただ、それを完成させるためにはかなりの人数の協力者が必要だと思います。手分けしてやらないと…。

いずれ取っかかりましょう。顕正会が完全崩壊する前に準備だけはしておかないといけませんから…。


(2009年01月09日 09時02分53秒)
 
 
助かっています。   コットンあめ さん
資料集にはたびたびお邪魔して、コピペさせて頂いております。

本当に助かっています。

ブログが閉鎖した時も資料館がなくなっていないか、一番に確認しちゃいました。

(2009年01月09日 14時59分04秒)
 
 
Re:助かっています。(01/06)   トチロ~ さん
コットンあめさんへ

もっと充実したものをみんなで作っていきたいですね。

ご主人とも相談して今年こそは何かしら具体的に形になるようにやってみましょうね。



(2009年01月16日 08時24分12秒)
 
 
トチロ~さんへ。   山門入り口 さん
>もっともっと浅井会長の自語相違をシビアに検証して資料館を作ってみたいですね。ただ、それを完成させるためにはかなりの人数の協力者が必要だと思います。手分けしてやらないと…。

今年の課題ではないかと思います、
以前から資料を纏めた物をと思っておりますが、膨大な資料を調べて整理するには、人手が必要ですし、過去の会長発言の矛盾を知らない会員が沢山います。
難しい教義だと拒絶されてしまいますが、昔にこんなことを言っていたと資料を出して、改ざんしてないと顕正会員が調べられるような物を準備したいですね。

(2009年01月16日 12時05分35秒)
 
 
Re:トチロ~さんへ。(01/06)   トチロ~ さん
山門入り口さんへ

>昔にこんなことを言っていたと資料を出して、改ざんしてないと顕正会員が調べられるような物…

ここまでやればかなりの顕正会員さんを納得させられるでしょうね。今現在の顕正会が何を言っているかの把握と、かなり昔の浅井会長発言を記憶している方の協力が必要になってきますね…。

こりゃあ大変な作業だ…。

でもやらなくては…。頑張りましょう。何でも良いから取りあえず手を付け始めた方が良さそうですね。


(2009年01月16日 16時00分34秒)
 
 
Re[1]:トチロ~さんへ。(01/06)   山門入り口 さん
トチロ~さんへ。

平成10年前後ぐらいまでの指導は、実際に耳にしたかたが多いと思うのです。
そうなると、平成10年以後。
破門から、平成10年まで。
正本堂問題発生から破門まで。
結成から正本堂問題の4期で別ける事が出来ると思うのです。
この辺で別けて、得意な部分で調査検証が必要かと思います。
トチロ~さんは、正本堂問題ぐらいの時期担当で。^^
先駆者なので。

山門は、戦争前後ぐらいの時期担当がいいかなぁ~
一番資料が少ない時期ですが、それだけ知りたい。調べたい事が多そうで楽しそうなので。^^
それと、いま探してる資料が見つかれば、面白いことになるんですけど、なかなか見つからない。。。。

(2009年01月17日 21時29分24秒)
 
 
 
 
https://kenshokai-hashaku.com/mail/

コメント

  1. After exploring a number of the blog posts on your web page, I honestly like your way of blogging.
    I book-marked it to my bookmark site list and will be checking back in the near future.
    Take a look at my website too and tell me
    your opinion.

  2. 雲羽百三 より:

     えー、翻訳します。

    「ウェブページ上であなたのブログを発見し、あなたのブログを好きになりました。つきましては、私のサイトにブックマークさせて頂き、チェックバックさせて頂きますので、是非とも私のブログにもおいで頂き、コメントして頂ければ幸いです」

     こんな感じですかね。

タイトルとURLをコピーしました