戒壇建立の御遺命は生きている!

国立戒壇について

顕正会では終始一貫して「宗門は御遺命を破壊した。」と言い続けております。

しかしながら戒壇建立の御遺命を御宗門が破壊した事実は無く、妙信講(のちの顕正会)を破門した当時より現在に至るまで戒壇建立の御遺命は日蓮正宗内に生き続けているという主張を私はこの17年間言い続けてまいりました。

ただモドカシイことは、戒壇建立の御遺命は「国立戒壇」という言葉の不使用のみではなく、その意義も表立っては語られなくなって半世紀の時が経ちました。

これは昭和45年5月の日達上人が決定された方向性を遵守されてきたということでありましょう。結果として世間からの過剰な攻撃等は受けずに着々と信徒の数は増え続けこの度80万人の陣容を整えるに至ったものと悦ばしく思うものであります。しかしながら一方で戒壇建立の御遺命を表に出さなくなったがゆえに戒壇建立の御遺命自体を「それは大聖人様の御遺命ではない!」と主張される僧俗の方々も散見されるようになりました。

まさしくこの姿こそが浅井さんはじめ顕正会員の活動家が日蓮正宗僧俗を批判する真の理由なのです。つまり上記のような「戒壇建立は御遺命ではない。」との誤れる認識に染まっているうちは顕正会の息の根を止めることなどは未来永劫あり得ないことであり、今一度勉強しなおすべきであると私は常々心の中で歯がゆく感じていたところでもありました。

そのような昨今ではありましたが、この度三門の改修工事の完成を機に「大石寺には戒壇建立の御遺命は厳然と生き続けている!」との主張を御宗門はしてくださいました。その件について今回はお話しさせて頂きたく思います。

「大石寺縁起」の看板設置

冒頭のアイキャッチ画像は今年の元旦に参詣した折に撮影させて頂いた現時点での三門です。この写真の真ん中(西側灯篭の横)に屋根のついた看板を確認できるかと思いますが、ここには「大石寺縁起」として大石寺の由来が書かれています。

この中ほどに以下の記述があります。

どんなに勉強不足の顕正会員さんであれ、この一節はすぐに分かることでしょう。そうです、日蓮一期弘法付嘱書の一節であり、三大秘法抄・一期弘法付嘱書に遺されたところの戒壇建立の御遺命というのが当にこれです。これを大石寺の玄関とも言える三門前に設置し、日蓮正宗とは戒壇建立の御遺命を堅持しつつ今日に至っているのであると一切世間に主張されているのです。

浅井さんの私的恨みで半世紀に渡って言い続けてきた「御遺命破壊」という愚痴が如何に大ウソだったかが、これで誰の目にもハッキリと分かることかと思います。

この看板は今月中旬に法要が執り行われた後には一般の方も近くで拝することが出来るようになります。顕正会の皆さんも是非とも大石寺に足を運んでこの看板を実際に見てください。そして大石寺には未だ御遺命は脈々と生き続けているのだと実感してください。

看板以外にも証拠はある

以下は昨年の9月に日蓮正宗内の機関紙(法華講連合会の新聞)である大白法に掲載された記事です。

この中に以下の一節があります。

広宣流布という御遺命と共に「戒壇建立」もまた御遺命であるとハッキリと書かれています。冒頭のような広宣流布のみが御遺命であり、戒壇建立は御遺命ではないというような素っ頓狂な発言は日蓮正宗の公式な見解では無いことはこれを見ても明らかですね。

その一方で顕正会員の皆様方に於かれては、このように日蓮正宗内では認識されているという事実を冷静に受け止めて頂き、今後の身の振り方を真剣に考えて頂けたらと願うものです。

お問い合わせは報恩坊へどうぞ!

この看板を実際に目にして、「御遺命が破壊されてないんだったら顕正会にいる理由はない…。正しい本家本元で信心したい…。」との想いが湧いてきた方は是非とも大石寺の御僧侶から本当の信心とは何かのお話を聞いてみてください。

と言っても御僧侶がタイミングよく三門辺りを歩いているとは限りませんので、その時は私の菩提寺でもある報恩坊にお越しください。

三門をくぐってそのままドンドン道を上っていくと最後は戒壇の大御本尊様がいらっしゃる奉安堂に突き当たります。突き当たりましたら、東(富士山の方向)に右折して100Mほど歩くと今度は南に下る参道があります。そこを右折して二件目のお寺が私の菩提寺である報恩坊です。

ここの玄関のチャイムを鳴らしていただければ、うちの御住職様がお話をしてくださると思います。ただ御法務で留守にしていることも多々あると思いますので、その時は話は前後してしまいますが三門横(西側)の道路沿いにトイレがありまして、そこの脇にリーフレットが置いてあり、その裏には「内事部」の連絡先が書いてありますので、そこに電話して「報恩坊の御住職様はいらっしゃいますか?」と問い合わせて頂ければ繋いでもらえる?のではないかと思います。

たぶんものの数分で貴方様がいらっしゃる場所まで飛んできてくださると思いますよ。

勿論私にご連絡いただいても構いません。ただメールフォーム経由ですとレスポンスがあまりにも悪くなってしまいますので、速攻で結論を出したい方は上記のような方法を取られると良いかと思います。一応私のメールフォームは以下になります。

節目の年とは人生に於いても節目になるよ

今年は大聖人様が御誕生になられて800年という非常に貴重な年でございます。こういった佳節には一国に於いても個人レベルに於いても厳然と現証が出てきます。良くも悪くもです…。

良い現証になるか悪い現証になるかはひとえにその方の法に対する向き合い方に依るものだと思います。

三宝誹謗を続ける顕正会に身を置いていてどうなるかは今さら改めて申し上げるまでもないでしょう。

これを読んだ顕正会の皆様方に於かれてはこの佳節を契機に完全に護られきる方向に舵を切って、今後の人生を大いに謳歌して頂けたらと切に願うものです。

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