「事の戒壇」「義の戒壇」

「事の戒壇」「義の戒壇」

一機一縁の御本尊について

前回までの記事に関して反論が顕正会員さんから入りました。先ずはその反論を紹介します。 顕正会員さんの反論 このような反論が入ったわけですが、上記の開合の相の画像のところで「矛盾」という一言が理解できなかったので追って質問致しました。その回答...
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日寛上人 戒壇の「事」「義」 9 (嫡々書写御本尊安置の処)

いよいよ最後になりましたが、もう一人の顕正会員さんからの指摘について書いていきたいと思います。なお、この方とは実際に何回かお会いしているもので、文体もそれに合わせて変えさせて頂きます。先ずは彼の主張を再度確認してみます。 Twitter こ...
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日寛上人 戒壇の「事」「義」 8 (報恩抄文段)

最後に報恩抄文段である。私がこの報恩抄文段を最後に持ってきたのには訳がある。それはこの報恩抄文段における戒壇の御指南こそ「法体に約した立て分け」そのものであり、かつ余計なぜい肉をそぎ落とした非常にスマートな御指南であるからだ。ただしぜい肉が...
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日寛上人 戒壇の「事」「義」 7(法華取要抄文段 その3)

前回までは法華取要抄文段の戒壇の御指南に関して私の解釈を述べたわけだが、それに基づき彼からのTwitterにおける返信に反論しておく。 Twitterでの投稿ならびに反論 天月 池月 この返信は何を言いたいのか今一つ理解し難かったのだが、先...
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日寛上人 戒壇の「事」「義」 6(法華取要抄文段 その2)

本尊所住という義理  凡そ本門の戒壇とは、一閻浮提の人の懺悔滅罪の処なり。言う所の「戒」とは防止を義と為す。謂わく、無始の罪障を防ぎ、三業の悪を止むる故なり。宗祖の云わく「此の砌に臨まん輩は無始の罪障忽ちに消滅し、三業の悪転じて三徳を成ぜん...
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日寛上人 戒壇の「事」「義」 5(法華取要抄文段 その1)

次に法華取要抄文段。まずは彼の意見を再確認する。     二重の義   結論から言ってしまえば、この法華取要抄文段にも事相に約しての「義」と法体に約しての「義」が織り込まれている。つまり「二重の義理」、「二つの物差し」が併行して説かれている...
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日寛上人 戒壇の「事」「義」 4(文底秘沈抄)

それではいよいよ本題に入りたいと思う。彼らが提示してきた順序とは逆になってしまうが先ずは文底秘沈抄から検証してみたい。 先方が主張している文底秘沈抄の捉え方は以下になる。 一つ一つ反論を加えていくが、先ずは文底秘沈抄の当該部分を確認してみよ...
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日寛上人 戒壇の「事」「義」 3 (依義判文抄)

前回までに戒壇の「事」と「義」を立て分ける基本的考え方に関して述べてきたが、彼らが提示してきた各御指南の検証に入る前に一つだけ日寛上人の御指南を確認しておきたい。 三大秘法口決に「三大秘法の依文は神力品なり。」とあるように法華経神力品に三大...
国立戒壇について

日寛上人 戒壇の「事」「義」 2

前回は「事」と「義」は比較相対の言葉であることを説明した。今回は日寛上人が御指南の中で使用される「事」と「義」に関して考えてみたい。 「事」「義」は事相以外にも使用 前回の記事でも触れたが顕正会員さんは「事」との言葉を、 事とは事相(事実の...
国立戒壇について

日寛上人 戒壇の「事」「義」 1

先日の投稿に更にTwitter上で反論が入った。 先日の投稿はこれ ハッキリ言って戒壇の「事」「義」の立て分けに関しては15年も話し続けているがゆえ、もういい加減うんざりというのが本音である…。しかしながら顕正会員の99.99%はたぶん理解...
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事相に約しての義理とは…?

それでは顕正会員さんが認識している「事の戒壇」とは一体何ものなのでしょうか? これは今さら説明するまでもなく「事相に約しての事の戒壇」ということですね。 ここで更に踏み込みますが、 「事相に約す」とは一体全体なにを基準として「事」と「義」に...
「事の戒壇」「義の戒壇」

戒壇 事と義の立て分け

顕正会員との対論において必ず出てくるのが「事の戒壇」「義の戒壇」の話ですね。 私も日蓮正宗に入って14年間ずっとこの話ばかりしてきたので、いい加減うんざりしてきているというのが正直なところで、 「え~、また話すのぉ…?」 なんて最近は思わず...
国立戒壇について

本尊所住の処、義の戒壇

ご存知の方はいらっしゃるかもしれませんが、元顕正会員さんのあるブログにて少しばかり対論をしています。 以下がそのブログ記事ですがお時間のある方はコメント欄を含めて一通り目を通してみてください。 巖虎独白 「インネン」 「ミョウヒツブ」 「ツ...
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顕正会流「事の戒壇 義の戒壇」を破す 3

日達上人の御意 前回までは、戒壇の事と義の正しい捉え方を書きました。 しかしながら皆さんの頭の中は未だに整理がつかないと思います。 現在の御宗門は、「戒壇の大御本尊様の御在所は、いつでもどこでも事の戒壇である。」と教えているからです。 前回...
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顕正会流「事の戒壇 義の戒壇」を破す2

固有名詞ではない それでは今度は少し違った角度から見ていきましょう。 顕正会では以下のように指導しております。 「第二は、本宗の伝統法義の上からは、広布以前に戒壇の大御本尊まします所を「事の戒壇」とは絶対に云えないのである。 まず本宗伝統の...
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顕正会流「事の戒壇 義の戒壇」を破す1

戒壇の事と義について 正本堂を事の戒壇と呼んだ日達上人の御指南を指して顕正会では御遺命破壊だと言います。 はたしてそうでしょうか? 確かにそれ以前は広宣流布以降に建立される御遺命の戒壇を指して事の戒壇と言ってはおりましたが、事の戒壇というの...