これもまた当時の宗内を正しく認識するためにアップいたします。
昭和40年9月12日の訓諭に伴う宗務院の通達です。訓諭においては御遺命の戒壇とは言い切られませんでしたが、この通達に於いてはそのものズバリが書かれてしまっております。
それだけ当時の状況が広宣流布間近と思わせるだけのものであったのでしょう…。
しかしながら、ここで顕正会員さんに改めて認識していただきたいのは、
「御法主上人(日達上人)のお言葉そのもの」と、「宗務院からの発表」、そして「学会経由の情報」とはその内容と温度差に違いがあるということを知って頂きたいのです。
御法主上人は初めから最後まで正本堂を御遺命の戒壇とは断定しませんでした。一方で学会からの情報は「正本堂を何とか御遺命の戒壇としたい。」という思惑で終始一貫しております。
つまり、この三者の発言は分けて考え、そして論じていかなければいけないことなのです。
それでは通達の内容を見ていきましょう。
通達
院第九四四号
宗 内 一 般
昭和四十年九月十二日 日蓮正宗宗務院
今般、管長猊下より、別紙の通り訓諭が発せられたので通達いたします。
今回の正本堂建立は、宗門僧俗にとって此の上ない誠に重大な事業であります。すなわち、訓諭に仰せ遊ばされてあるように、本門戒壇の大本尊を奉安申上る清浄無比の大殿堂であり、このことは、大聖人の御遺命にしてまた我々門下最大の願業である戒壇建立、広宣流布の弥々事実の上に於て成就されることなのであります。
此の千載一遇の秋に当り、宗内各位には、訓諭の御意を体し、総講頭発願のもと打って一丸となり、その浄財を尽して深信の御供養を下種三宝の御宝前に捧げ、以て未曽有の鴻業達成を期されんことを願います。
以 上
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