論文とエッセイ

エッセイ

顕正会批判のサイトは色々あるのですが大きく分けると「論文形式のサイト」と「エッセイ風のサイト」に分類できるかと思います。

 

「論文形式」は主にお寺や講中が運営している公式HPがそれですし、「エッセイ風」は法華講員さん個人が開いているブログなどがこれにあたるでしょう…。

 

というわけで、この二つについて今回は書いてみたいと思います。

 

そもそも論文とエッセイの違いは?

 

私もこの両者を意識したことはこれまであまりなかったのですが、顕正会批判のサイトを運営していく中で必然的にこの問題にぶち当たりました。

 

結論から言ってしまうと論文とは「自身の考えを入れずに事実関係のみを主に構築した文章。」でありますし、一方でエッセイとは「自分の考えを主に構成した文章。」という違いがあります。

 

新聞でいえば「記事」の部分が「論文」にあたり、「社説」等の部分は「エッセイ」と呼べるのではないかと思います。

 

この性格の違いを読者の求めに応じて使い分けていくのが非常に大事なのですね。

 

 

顕正会批判サイト閲覧者の求めるものとは?

 

そのうえで「顕正会批判サイト」を訪れる現役顕正会員さんの心の内側を考えてみると、「顕正会の間違いとはなんなのか?」「大聖人様の仏法の上から見ると何が正しくて何が間違いなのか?」「どうすれば正しく信心が出来るのだろうか?」といったことを知りたくてサイトをサーフィンしているのではないかと思うのです。

 

これらを満足させるためにはより正確な情報を提供せねばなりません。ゆえに個人的見解満載のエッセイよりも堅苦しいけれども確かな情報のみを載せた論文形式のものが好まれるのではないでしょうか。そういった観点からはお寺や講中の公式HPは要望に見合ったものだと思います。

 

 

発心するのはまた別の理由から…

 

ところがただ単に「正しいから」といった理由だけでは「日蓮正宗で信仰していこう!」と発心することはないのがまた人間の難しいところなのですね…。

 

つまり、正邪の判別の為には公式HPの論文は有効ですが、そこから一歩踏み込んだ「邪なものからの決別」と「正しいものを始める」という行動を起こさしめるのは理屈だけでは無理なのです。

 

それを可能にするのは情報提供者への信頼と、その者の情熱、そして人徳。

 

そういったものが読む人の心を動かすのだと私は思います。

 

そういった意味ではエッセイの「自分の考えをもとに書いた文章。」というのが非常に大事になってくるわけですね。

 

実際にブログ経由で大きな成果を出している法華講員さんは多くいますが、公式HP経由でバンバン入れ食い状態です!!!!なんて声は未だに聞いたことがありませんものね…。(・・;)

 

かといって何でもかんでも好き勝手なことを書いてよいのかと言えば、日蓮正宗の看板を背負っている以上それはダメだと個人的には思います。

 

次回はその点を少し掘り下げてみたいと思います。

 

 

 

コメント

  1. たんぽぽ より:

    中々面白い記事有り難うございます(^^)

    そうですね、論文だと心に入りにくいかもしれませんが、どちらかというと論文をかかれる方が間違いがあると困るので、時間と労力は大変だと思います。
    その上 わかりやすく…となるとかなりの情熱の持ち主でないと 出来ない作業だと、同じブロガーとして尊敬します。

    たんぽぽのなんてエッセイの代表みたいなものですから、同じような事を書いているだけですから、それでも、論文調を書かざる得なくなって悩んじゃう事もありますね。

    でもこれだけ綺麗にまとめて下さるブログの存在は有り難いものです(*^.^*)これからも宜しくお願いします(^^ゞ

    • 桜梅桃李 より:

      たんぽぽさんへ

      コメントありがとうございます。
       
      たんぽぽさんのコメントにある「間違があると困る」という一節が当に次の論題なんです。

      そして「分かりやすく」というのも、その問題を難しくさせているポイントなんですよね。

      「日蓮正宗の看板を表に掲げる以上はクオリティーは維持せよ!」

      これが御宗門の提示する暗黙の条件だと私は捉えています。

      御宗門へ届け出をした公式サイトがこれを遵守するのは勿論なのですが、非公式の関係者サイトも心の底にはこれを常に意識して、品格だけは損なわないように気をつけていくのが何よりも肝心だと思います。

      理想的なのはNHKのような内容を発信していくことなのではないでしょうか。

  2. いおなずん より:

    結構”グサッ”と心に来る内容で、ある意味楽しみです。
    私の場合、NHKというよりも、民放局のようなものを目指して立ち上げていますからね。

    でも、確かに間違いには気を付けていますね。
    最初の頃に比べて更新頻度が空くようになったのはそのためもあります。

    あと、イルミネーションや花火の話題は、”私と一緒に楽しんでもらいたい”との思いから発信しています。

    私のブログには自称”うつ病”の方が結構読者になっています。

    何より、楽しい記事目当てに顕正会の方がネットで入ってくることを念頭に入れたブログですから。

    (なんか、最初の趣旨と違うブログになってしまっているような気がする)

    • 桜梅桃李 より:

      いおなずんさんへ

      コメント有難うございます。

      いや、良いと思うのですよ…、ガチガチな内容だけでは読んで下さる方も疲れてしまいますからね…。

      ニュース番組だけでなく、バラエティーやドラマ、ドキュメントなんかも良いですよね。実際にNHKもそういった分野の番組も放送していると思います。

      問題は、その内容なんだと思います。

      あくまでも「品位をもって」という基本を常に頭に入れた上で運営されているかどうか…。そういった意味ではNHKには見習うべき点が多々あるような気がするのです。

      別に民放が悪いとは言ってません。ちなみに私が良く視聴するのはテレビ東京だったりします。あの視聴率度外視(のように見える。)の番組造りは非常にツボにはまるんです。

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