二、仏教について
お釈迦様が仏として法を説き始めたのは三十歳の時でした。
ところが、人々の仏法に対する理解力が非常に劣っていたため、真実の教えに導くのに色々なたとえ話や仮の教えなどを使って導くことにしました。
お釈迦様は、七十二歳までに「華厳」「阿含」「方等」「般若」といった教えを説きましたが、これらは全て、人々を真実の教えに導くための、一時的な仮の教えだったのです。
したがって、これらの仮の教えをもとにする信仰では功徳がない、とお釈迦様自身がおっしゃっています。
そしてお釈迦様は、七十二歳から八年間かけて、真実の教えである法華経を説きました。
お釈迦様は八十歳で亡くなりました。
なお、お釈迦様は「この教えも私の死後二千年で功徳がなくなる。」と、色々な経典の中で予言しています。ですから、今ではお釈迦様の仏教は、たとえ法華経でも、そのままでは、所依の経典とはなりません。
では、私たち末法の民衆は救われないのか、といいますと、お釈迦様はさらに、法華経の中でこう予言しています。
「お釈迦様が亡くなってから二千年以後の末法時代には、日月の光のような偉大な仏様が現われて、さまざまな大迫害にあいながらも、法華経の中に秘されていた妙法を説いて、末法の民衆を幸せへと導いて下さる。」と。
その予言のとおりに出現されたのが日蓮大聖人であり、大聖人の教えを正しく今日に伝えているのが、富士大石寺を総本山とする日蓮正宗なのです。
(絵で見る 日蓮正宗の信仰 7~9ページ)
コメント