顕正会幹部への疑問

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私が顕正会を辞め日蓮正宗への入信を決意したのは御住職様からの直接の折伏でした。

しかしながらその背景となったのは、それ以前から顕正会幹部への不信感を抱いていたからなのです。

今回はそれについて語ってみたいと思います。

顕正会幹部の実態

私が顕正会の活動に積極的に取り組み始めたのは平成9年の4月でありました。当時顕正会では50万達成を見つめておおいに盛り上がっており、この50万を背景に国家諫暁をするのだと会員の士気は高まっておりました。

そんなおり、私も折伏に会合にとドンドンその足を踏み入れていきました。やがて、組長、班長、副長とトントン拍子に役職は上がっていきました。そして、役職が上がるにつれ、活動に参加すればするほど、顕正会の組織の歪みや幹部の指導方針に疑問を感ずるようになったのです。

細部の不満、疑問は多々あるのですが、簡単に要約して言えば、彼らの姿に仏界の片鱗も感じられない、見えない。ということなのです。

私の記憶が確かならば、浅井会長も「なぜ、信心せねばならぬか。」のテープの中において、「御本尊様に向かい、お題目を唱えることによって、我々凡夫の胸中にも仏界が涌現するのである。」と言っていたはずです。

されば、顕正会幹部は末端の会員よりもお題目は上がっていて当然なのであるから、その姿、言動というものは当に仏様と見間違うばかりであって当然であろう。目は優しく、物腰は柔らかく、そして下の者には慈悲深く暖かく…。こうあってしかるべきではないか。そして、信心していない者にも尊敬の念を抱かせる、そういう姿こそ、正法を護持する者のあるべき姿ではないだろうか?

しかし現実は・・・・・・・・・・・・・・・、

当の顕正会員であれば、わかりますよね。この全く正反対を行くのが顕正会幹部の姿であるのです。

顕正会における人物判断の基準は折伏の成果のみであります。成果の上がっている者のみが偉い!そんな風潮が上から下まで浸透しております。人材登用もどれだけ数字を残したかで判断されます。よって、イケイケドンドンの恐怖政治をしくものが必然的に上へと昇進していくのです。ですから、そこにおいては世間の会社組織とは全く違うピラミッドが構成されます。人徳、良識、常識、知識、そういう本来組織の上層部の人間が持ち得なければならない条件を持っている幹部は殆どいないのです。

ですから、社会というものを普段の生活、そして経験を通じて知り尽くしている壮年層が殆ど立ち上がらないのです。

「壮年部が立たない。」

こう、よくボヤク声が聞かれますが、あったりまえだ!ってんです。

一方、法華講は壮年層の多さに驚かされました。一家の主である御主人が先頭に立って家族を引っ張っている。そんな姿があちらこちらで見受けられます。その姿一つとっても、どれだけ宗門が世間の常識を持ってしても納得出来うるものなのかが判断できます。

この姿を見て、顕正会は「法華講は年寄りばかりだ。」と揶揄しますが、一度法華講の内部を自分の目で見てこい!と私は言いたい。

「どうすれば、そのように壮年を立たせることができるのですか?」

多分こう質問したくて仕方なくなるんじゃないでしょうか。

またまた話がそれてしまいました。話を元に戻します。

いわゆる、顕正会幹部の顔を拝見していると、その心の状態が修羅界や畜生界であることが手に取るようにわかるのです。そして、その指導も「浅井先生のため、浅井先生のため…。」と浅井先生が、あたかも御本仏であるかのような方向にすり替わってきております。更には、どんな手を使ってでも数字さえ行けば良いとの誤った考えから、警察を呼ばれるような無理な折伏(勧誘)や、ホームレスを片っ端から入れていくというような、折伏とはかけ離れたものへと変質してしまっているのです。

顕正会では顕正会を誹謗するチラシや運動は全て創価学会の策謀であると会員に洗脳しております。これは決して学会を擁護するものではありませんが、学会の陰謀だけではないのです、その責任の一端は顕正会員にもあるのです。正法流布のためには手段を選ばないという顕正会の体質がこういった結果を招いているのです。

顕正会幹部への怒りはマックスに…

顕正会員との法論になったときに必ずと言っていい程出てくる言葉に

「顕正会は100万を達成したんだ!これは御本尊様の御心にかなうが故ではないのか!」

というものがあります。(注・平成16年時点の文章ですので、100万と書いてあります。)

しかし、これは言ってる本人もその矛盾に気が付きながら言っておるのです。なぜなら、その百万の大半は無理矢理入信勤行をさせられ、現在は既に退転状態か戦列より離れている者たちが多く含まれているからです。

ですから、その点を突くと彼らは黙ってしまうのです。けれども、彼らは法華講には勝っていると思っているようです。

しかし、これは法華講の入信者数の数え方、およびその厳しさをしらないだけなのです。

法華講ではあくまで世帯数で数えます。ですから、我が家の家族4人全員がそろって御受戒を受けたとしても「1」にしかならないのです。しかし、御受戒を受けただけでは厳密にはこの「1世帯」にもならないのであります。実は御受戒を受けた後に、自宅に御本尊様を御安置して初めて「1世帯の折伏成就」となるのです。ですから、顕正会のような「とりあえず、3ヶ月だけやってみようよ。」なんて言葉で入信したグラグラの者は数には入らないのです。(注・現在は人数でカウントしていきますので、世帯数での誓願目標ではなくなりました。)

また、これは顕正会、法華講の両方を体験した私ですから言えるのですが、法華講における折伏は正法であるが故に魔障の働きは顕正会での折伏の比ではありません。というより顕正会での折伏に魔障は起きていたのか?と思うぐらいに現在起きる魔障には凄まじき激しさがあるのです。これは皆様も顕正会を離れて、法華講員として折伏してみれば、はっきりと認識できると思います。

また、入信後の顕正会の指導のあり方にも私は大いに不満をもちました。これがいわゆる幹部に対して一番文句の言いたいところであり、また今後の顕正会が絶対発展はしない。と断言する根拠なのであります。

顕正会に入って、まず誰もが驚くのは浅井会長に対する会員の異常なまでの傾倒ぶりです。

ビデオ放映などでは画面に向かって状態を伏せたままで、一心不乱に拍手をし、登壇者は口々に「浅井先生の御心にかなう…」だとか、「無二の師匠、浅井先生」だとか、「浅井先生のお心を、どれだけわずらわせていたかと…」「浅井先生の大信力に強く守られ…」等々、浅井先生、浅井先生のオンパレードであります。(私が入信したての頃はもう少し、大御本尊様を賛嘆する文言もあったはずだが?)

まぁ、とにかく初めてこの光景を見た者は一瞬にしてドン引きするのでございます。ただ、これがどれだけ世間の人達から見て異常な世界なのかは、長年顕正会の内部にいる幹部連中にはわからないのですね。こちらは折伏の際に「今、世間では新興宗教が問題視されているけど、顕正会はそんな団体とは違うから!」といって連れてくるのに、こんな光景を目にしたら、いっぺんで退転することでしょう。そして、それを否定するような言葉を吐こうものなら、「信心が無いからわからんのだ!」と、こうくる。そして2大路線だと称して総幹部会と御書講義のビデオにひとりでも多く参加させよ!との命令の下、幹部は必死になって出席票?(正式名称は分かりません)の獲得に躍起になる。

これもアホらしいのですが、現在はビデオもテープ(私の在籍中はDVDやCDではありませんでした…)も売ってるのですよ。だから、仕事に忙しい人達はそれらを利用して指導に触れればいいわけです。「御宮仕えも法華経とおぼしめせ」とあるではないですか、世間においてもしっかりとした信用を与えてこそ、広宣流布は進むのです。しかし、幹部連中はとにかくビデオに参加せよ!とくる。そして、こちらが「どうしても仕事で都合がつけれないので、とりあえず出席票だけ書いてきました。」といっても誉められることはあっても怒られることはない。どこか変じゃないでしょうか?

幹部はビデオ参加人数の誓願を達成できればいいのですよ。ですから、内容を全然見ていなくても出席票だけ集まればそれでOK!なのです。これは折伏にも共通するのですよ。入信報告書さえ集まれば良いのです。その後戦力になれば万々歳ですが、もしそうでなくても、今現在活動している連中のケツを叩いて叩いて誓願を達成すれば良いのです。そして、この戦力は永遠に続くことは期待してないのです。使えなくなった連中はそのままポイ!です。戦列から脱落した者は放っておきなさい!!そのうち罰を感じて戻ってくるさ!ってなもんです。

これで広宣流布できるのでしょうか?100万から1000万なんて可能なんでしょうか?1000万といえば、日本の人口のほぼ一割が顕正会にはいる計算になりますよね。されば、これからの数年(平成25年でしたっけ?)はものすごい勢いで折伏しなければなりませんよね。しかし、こんな陣容で、こんな組織の内容で果たして10倍の会員増は可能なんでしょうか?(注・この原稿作成時は300万への下方修正はしておりませんでした。)

これは絶対不可能です。これは私が顕正会員時代に本気で心配していたことなんです。

ですから、当時私はこのことを幹部に本気でぶつけました。降格を覚悟で幹部にたてついたのです。

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上記は平成16年時点での私の文章ですが、心配した通りに「平成25年の1000万」は不可能」でしたね。

今年がその平成25年ですからね…。(この校正した記事も平成25年のものです。)

しかも平成9年の50万から平成15年の100万までは6年強しかかかってないのに、平成15年末から現時点の平成25年…即ち約10年の結果が2倍にも達していない…。

この10年間顕正会は何をやっていたんだ!

おもいっきり大ブレーキがかかっているではないか!

これこそが大聖人様の御裁断そのものなんですよ。

顕正会は大聖人様の御意にかなわぬゆえ、これ以上の発展はさせない。

そういうことです。顕正会員の皆さん、早く気づきなさいな。

気分は坂本竜馬

平成15年の初め頃だったと思います。私は顕正会の組織に対して爆発寸前になっておりました。幹部がこんな指導を繰り返していれば、ドンドンいい人材がやる気を失って、離れていってしまう。それでも組織にくっついていられるのは余程しっかりした者か、何でも(正しくとも誤っていても何も考えずに)従うロボットのような者だけになってしまう。そして、100万から1000万の大幅な上昇カーブを考えたとき、こんな陣容では対応できない。というよりも、現在顕正会に席を置く者が一人残らず、折伏に奮い立たねば、この数字を実現することは不可能でありましょう。一人の脱落者もなく、また、強制ではなく自発的に一人一人が喜んで折伏に取り組んでいくことがなければ、1000万なんてものは100%実現不可能なのです。しかし、顕正会の現実はどうでしょう?

先にも指摘したように、幹部は反抗せずロボットのように従う人間を好みます。そして反抗する者は浅井先生の弟子ではない!と切り捨てるのです。たとえ相手が正論を言っていたとしてもです。

そして、それについてこれない者は脱落者として相手にしません。拾い上げることもしない。いつだったか総幹部会の指導で、幹部の指導に対することに浅井会長は言及していましたが、そんなもの今更指導すべきものではありません。幹部であれば、だれでも持ち得ていなければならない姿勢なのです。それを現在の幹部は「先生の指導で目が覚めました。」くらいの登壇をしている。…さては何か?おまえらは今まで下の者を大事にしていなかったのか?まるで、「今まで私は下の者を大事にしておりませんでした。数字数字に追われて…。」と白状しているようなものではないか!

蛇足ではあるが、この浅井会長の指導が出たついでに言っておきます。浅井会長はこの講演の中で、「幹部は会員さんを私から預かった者と考えて大事にしなさい。」との内容の発言を致しましたが、これこそ大慢心の極みではないか!本来は、会員さんは大聖人様からお預かりしたものと拝して大切に大切に指導していきなさい。となるのが正しくはないでしょうか?まるで、大聖人様と自分を同列に置いているような発言は、慢心の極みでございましょう。

またもや、話がそれてしまった。元にもどします。

そして、私はこの現在の状況を幹部はどう考えているのか?どう改善していくつもりなのか?その気はあるのか?これを質問するために地区部長と一対一で話す場を設けてもらったのです。そして、返答の内容次第では顕正会の活動一切から手を引き、全て一から考え直すつもりでいたのです。

そして無事に地区部長とサシでお話しする機会を得、私は地区部長に対していきなり切り出したのです。

「今の顕正会で本当に広宣流布は出来ると思ってますか?」

「…、それはどういった意味ですか?」

「現在の顕正会の指導方針で、幹部の陣容で、組織の内容では広宣流布なんて絶対出来ないということです。」

地区部長は、ちょっと困惑しながらも、言いました。

「もう少し詳しく話して頂けませんか?」

私は続けました。

「地区部長もよくご存じの通り、現在の顕正会の内部はガタガタです。売り上げ至上主義の会社のように、数字数字で追われています。そして幹部は班員さん地区員さんを兵隊のようにしか思っていない。成果の上がっているウチはホイホイおだてて使いまくるが、一度落ち込んでしまえば、相手にもしない。これで、白蓮華のような団体とはよく言ったものです。実際、このような指導体制のおかげで、精神病になってしまった男子部員もこの目で見ております。また、ろくに話もせずに対象者を車に乗せて本部会館へ連れて行こうとした壮年部員も私の身近に存在します。こいつは対象者が怖くなって逃げ出したら家まで追いかけていき、深夜までドアの前で騒ぎまくってたとのことです。これはその対象者が私の友人でもあったので、翌日に真相を知りました。こんな事やっていたら、警察呼ばれて当たり前です。また、こいつは禁止されている外折もやっているんですよ。こいつに指導していた幹部の顔が見てみたいってところですけど、実は、こいつは現在の壮年部長から直接指導されてきた人物です。親が親なら子も子です。はっきり言ってこれが末端の現実です。こんなこといつまでも続けていたら、大聖人様の法を下げることにも繋がりますでしょ。これが仏弟子の集団のやることですか!」

「そうですか…。まだそんなことやっている者もいるんですね…。」

地区部長は落胆した様子でおりました。私は更に続けました。

「確かにこの組織の内容でも100万はいくでしょう。しかし、100万から1000万への戦いはこんな組織で、こんな幹部で、こんな雰囲気で成し遂げることは絶対に不可能です!今まで見捨てていた末端の会員まで全ての顕正会員が喜んで自発的に折伏に勇み立たねば、100万から1000万への勢いというのは実現しませんでしょう?それでは、この雰囲気、この理想的な組織の姿が顕正会内にありますか?確かに全国全てを見渡せばそういう組織もどこかにはあるかもしれません。しかし、その理想の雰囲気や体制が全体をおおきく包まなければ、1000万は不可能でしょう。

私は広宣流布は絶対に実現すると確信しています。だって、大聖人様が大地を的にすると仰せなのですから、必ず実現すると思います。しかし、今の顕正会が今のままのであれば、絶対に広宣流布は不可能だとも確信します。されば、今後広宣流布に至る段階においてどういう変化がおこるのかと思索を巡らしたときに、必然的に顕正会内部でその理想の組織ができあがり、その理想の組織の影響を受けて全体が理想の組織へと生まれ変わるのではないでしょうか?それを現在顕正会の幹部であるものが作りだし、成し遂げるのか、それともこれから顕正会に入ってくる者が成し遂げるのかは分かりません。しかしながら、はっきり言えるのは、この変化が起きなければ顕正会が広宣流布を成し遂げるなんてことは画に描いた餅だってことです。」

地区部長は途中で言葉を差し挟む事無く、黙って私の話を聞いておられました。
そして、しばらく考えた後にゆっくりと話始めました。

その答えに私はひっくり返る程の衝撃を受けました。

なんと、それは私の想像していた回答とは正反対だったからであります。

「確かにトチロ~さんの言う通りですね。これは私が先日までお預かりしていた地区のことなんで、いちがいに比較することは失礼かもしれませんが…。その地区も、お預かりした当初は今の○○地区(私の所属していた地区です。)と同じだったんですよ。

結集も殆ど集まらず、来てもいつも同じメンバーで、勿論折伏なんて見るも無惨な状況だったんですよ。…ちっとも灯がともってない状態だったんです。それが今はトチロ~さんも知っての通り、組織の先陣を切る地区へと生まれ変わりました。

何故こんな変化を起こしたと思います?

それはね、一人一人の幹部が足下を見つめ直したんですよ。総班長、班長がね、自分の班員さんと膝詰めで語り合っていったんです。そしてね、一人一人の班員さんが歓喜に満ちて活動をするようになったんです。そういった動きがね、あっちでもこっちでもとなってきた…。

私はね、一人で何人もの成果を上げるスーパーマンはいらないと思ってるんです。一人が一人の成果を上げる。その戦いに参加してきた人数が問題であると思うんです。そして、この裾野の広い戦いが、絶対に崩れない強い組織を作っていくと思うんです。地味かもしれませんが、これでいいんです。こうでなければ本当の組織は作れません。

今までの恐怖政治のようなやり方ではダメです。だから、私は根底からこの○○地区を変革しようと思ってます。しかし、トチロ~さんも知っての通り、顕正会の組織というのは噂が尾ひれをつけて一人歩きしてしまう傾向が多大にあります。私のこの考えが少しでも外にもれれば、即刻首を切られます。理想の組織が出来上がる前に潰されます。ですから、これは他言無用です。実は私のこの考えは一部の総班長と副長には伝えました。トチロ~さんも是非一緒に頑張っていきましょう!

上からの圧力は私が全て受け止めます。ですから、皆さんはノビノビと頑張ってください。」

私はまるで、坂本龍馬のような気分だった。返答次第では切り捨てる!というつもりだったのに…。しっかり説得されてしまった。そして、この地区部長に心底惚れ直したのである。そして、この地区部長のためにも、我一人立つと鼻息も荒く家路へと着いたのである。

しかし、そのような夢のような素晴らしい組織の雰囲気は長くは続かなかった。突然下った上からの命令により、見事に打ち砕かれてしまったのである。

馬鹿ン部への失望

その地区部長のもと、新たな指導方針で地区は動き出した。総班長たちの中にはその地区部長に同心出来ない者もいたようだが、確実に実績は上がってきていたのである。そんなある日、突然の地区部長交代があった。上からは何の説明もないまま…。

これも大いに間違っているのではないだろうか。顕正会ではごく日常的に幹部の首のすげ替えが行われる。2ヶ月以上誓願が達成されない場合、解任があるのだと聞いたことはある。しかし、それ以外の解任劇については上からの説明はない。こんなんで、いつまでも下の人間が黙ってついていくと思ってるのだろうか?もしそうなら、顕正会員は余程のバカばかりだと浅井会長親子は思ってるに違い無い。

結局ことの真相はわからずじまいであった。元地区部長に直接聞いてみたが、「上でのことなんで、トチロ~さんには言っても分からないと思いますよ。」と言って教えてくれなかった。(この人は本当に善人でして、決して人の悪口、陰口を言わない人なのです。)

非常に残念ではあったが、私も一応組織の人間でありますから、新しい地区部長について行こうと考えておりました。しかし、新任の地区部長の指導は当に私が嫌っていた姿そのものであり、完全に元に逆戻りしてしまったのです。

そこで、また私は地区部長と一対一で話したおり、前任の地区部長への質問を同じく問いかけたのです。

「今の顕正会の指導方針で広宣流布は出来ると思いますか?」

地区部長の顔はみるみるうちに真っ赤になり、こうのたまわったのです。

「貴様は浅井先生の弟子ではない!お前に折伏してもらおうとは思わない!!!!!」

???????????あんた何言っちゃってんの?なにか勘違いしてない?

私はこのセリフを聞いて、あまりの幹部の幼稚さとバカさ加減にがっくりし、もう顕正会はダメだなとシミジミ実感したのです。

まず、私は浅井先生の弟子だとは思ってません。我々は大聖人様に対して信伏随従しているのであって、在家の浅井会長を師匠とするのではありません。浅井会長の大聖人様に対する姿勢に共感し、それを手本とするのだというなら話はわかります。しかし、浅井会長が仏法を教える師匠であり、我々はその教えを受ける弟子であるというのは誤った考えです。ただ、顕正会では師弟の筋目というものを教えてはくれません。ですから、このような誤った考えが蔓延し、根付いておるのです。しかしながら、訳はわからなくとも、この浅井会長を神格化している現在の顕正会幹部の言動に何かシックリこないものを感じている会員も多いのではないでしょうか?

また、我々が折伏を行ずるのは何も浅井会長のためでもなければ、顕正会のためでもありません。自分自身の成仏の為であり、また対象者に正しい仏法を教え保たせ共に成仏するためであり、ひいては広宣流布を達成し、この国を仏国土にするためではないですか。ですから、バカ幹部に折伏してくれと頼まれたからするのでもないし、折伏するな!と命令される筋合いのものでもないのです。

とにかく、私はこんな幹部ばかりの顕正会には将来は望むべくもないなとあきらめました。しかし、正しく大聖人様の仏法を行じているのは顕正会しかないと心底思っておりましたので、顕正会を辞めるわけにもいかなく、とにかく迷いました。そして一つの結論へと達したのです。

私は完全に幹部への期待は持たない事にした。持ちたくてもこんな連中に従い、ついて行くことは出来ない。こんなレベルの低い連中に黙って従うことの出来るのは脳足りん(脳足りん→のうたりん→ノータリン)だけであろう。

しかしながら、大聖人様の仏法を正しく行じているのは顕正会だけである。(今ではこれも大笑いなのであるが、当時は心底こう思ってました。)

されば、どうする…。

自分一人だけで理想の組織を作ろう!幹部の空言なんぞ一切無視して、自分の班員さんを一人一人大事に見つめて育てていこう。一人の取りこぼしもなく、全員が喜んで、自ら進んで勤行折伏に奮い立つ組織を作ろう。そして、どんな末端の班員さんであっても、功徳の体験を喜んで話せ、更に信行に励んでいき、仲間同士で励まし合い、暖かな心のふれあいのある、素晴らしい組織を作っていこう。

本来はこの組織の構築は顕正会幹部が先頭になって作っていくべきものであるが、今の堕落した幹部連中には絶対無理だ!だったら、自分がやろう。もう誰にも邪魔はさせない。

こう決意したのであります。そうして、自分に同心してくれる班員さんは次々と現れました。その動きの中で、この組織の要になるであろう班員さんの家へ伺う途上、当に大聖人様から手を引かれたがごとくの運命的な出会いがあったのです。

次回は私が折伏されて入信に至るまでをお話し致します。

最後になりましたが、文中の元地区部長とは既に法華講に入られているI元壮年部長さんでした。

やはり顕正会の中においても人望のあるしっかりした方というのは、最終的には日蓮正宗に来るのだと思います。

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この文章を書いた当時は、まだ元壮年部長のIさんが法華講員になったことは公にはなっておりませんでした。

平成16年夏ごろから顕正会は御隠尊猊下を呼び捨てにしだして、宗門攻撃を急に激化させましたが、その理由はこのIさんが法華講員になったことを本部が知ったからだと思います。

この夏、Iさんも私も顕正会から除名処分を受けました。(最近話題の○峰理事から電話があり、「Iをそそのかしたのはお前だろう!浅井先生に敵対する阿部日顕(上人)に与するとは許しがたい行為である。お前を除名処分にする!」と一方的に告げられました。)その直後の宗門攻撃の激化でした。

しっかし、面白いものですね。

その攻撃を開始してから顕正会の伸びは鈍化している。

当に大聖人様の御意に叶わぬ行為、それが宗門攻撃なんだとの現証そのものではありませんか。

あと、このバ患部は最近の顕正新聞にも写真入りで出てましたね…。平成28年9月5日号4ページの第138隊長がその人です…。

ますます人相が酷くなりましたね…。御愁傷様です…。

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顕正会版日寛上人本尊は本物とは紙質が相違します。

顕正会版は現代の製法で作成される紙を使用しています。

昭和30年代当時の紙を再現するところまでは、さすがの浅井さんでも不可能だったのです。

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