孝養

エッセイ

窪尼御前御返事

 

 

から国にせいしと申せし女人は、わかなを山につみて、をひたるはわをやしなひき。天あはれみて、越王と申す大王のかりせさせ給ひしが、みつけてきさきとなりにき。これも又かくのごとし。をやをやしなふ女人なれば天もまぼらせ給ふらん、仏もあはれみ候らん。一切の善根の中に、孝養父母は第一にて候なれば、まして法華経にておはす。金のうつわものに、きよき水を入れたるがごとく、すこしももるべからず候。めでたしめでたし。

 

(新編 1367)

 

中国の西施という女性は若菜を山中で摘んで年老いた母を養っていた。

 

それを見て天は憐れみ越王という大王を狩りに行かせ、大王は見つけて、やがて西施は后(きさき)となった。

 

これも同様である。

 

娘は親を養う女性であれば天も守られるであろう。一切の善根の中で父母に孝養を尽くすのが第一である。

 

まして法華経を信仰しての孝養であるのだから、金の容器に清い水を入れたように少しも漏れることがない。

 

完全である。本当に目出たいことである。

 

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大聖人様の御金言です。本当に有難いお言葉ですね。

 

 

 

 

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